「180度 水平に開く製本」ドイツ装の製作事例

2025年8月28日 2025年1月14日

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「180度 水平に開く製本」ドイツ装の製作事例

「180度 水平に開く製本」ドイツ装の製作事例

今回ご紹介するのは、あまり見かけない製本の【ドイツ装】です。
ご覧の通り、ノド元までフルフラットに開くのが特徴的です。

180度 水平に開く ドイツ装 製本

本体は、糊で背固めしているのではなく、背を糸でかがって綴じているため、糊の接着量の影響を受けず大変開きが良いです。加えて、背表紙がないので見開きの中央部分までしっかり見えるようになっています。

もちろん、糸かがり綴じなので開きの良さだけではなく、本としての堅牢度も高いです。

装丁のご紹介

さて、気になる装丁はこんな感じです。

本 製本 上製本 印刷会社 製作実績

背をクロスでくるみ板紙を使用した表紙(表1・表4)を背から少しズラして貼り付けています。

紙とクロスの組み合わせをアレンジするだけで雰囲気がガラッと変わります。

また、今回はチリ(表紙の三方が本体よりひと回り大きい)のある仕様になっていますが、表紙と本体を同じサイズにぴったりと合わせることも可能です。

本 製本 上製本 印刷会社 製作実績

因みにこの本、外観に目がいきがちですが、本文の使用紙にもこだわっております。

採用したのは【新鳥の子 白 90kg】、和紙風の紙でざらっとした手触りが特徴的です。

“和紙風”の洋紙なので和紙と比較すると発色がよくカラー印刷にも向いています。

「180度 水平に開く製本」ドイツ装の製作事例

表紙は、【NTラシャ スノーホワイト 100kg】を使用し、銀刷りの一色刷りで濃淡を出しております。

本 製本 上製本 印刷会社 製作実績
写真では伝わらないですが、実物は微細な光沢感があり綺麗です。
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ドイツ装での印刷は、大阪の印刷会社「サンキ印刷」へご相談ください

意匠性と機能性を持ち合わせた【ドイツ装】、いかがだったでしょうか。

手に持ってペラペラとめくるよりもアルバムのように本を置きながら1ページずつじっくり見てもらいたいカタログや作品集には持って来いな製本です。

他にも、開きの良さを活かしてオリジナルのノートなどのステーショナリーをつくるのもおすすめです。

ご興味がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。


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